校長あいさつ
黎明の本気の挑戦
更なる高みを目指して、創立114年の歴史と伝統をもとに学校改革を行い、これまで以上により良い教育活動を推進していきます。具体的には、ハイレベルな学習+αの挑戦を自主的かつ失敗を恐れずにできるよう、生徒だけでなく教職員や関係者全員が徹底してより良く変わる覚悟を持ち、他者の挑戦を互いに応援し・支え・称え合う学校となり、「守破離」の精神を大切にして挑戦し・自走していく生徒を育ててまいります。そのため、今年度の重点目標に以下の3点を掲げました。
(令和7年度の重点目標)
「すべての生徒の進路希望の実現」「思いやりと活力ある学校づくり」「生徒一人一人が輝く教育の推進」
目標達成に向けて教職員が一丸となり、生徒・保護者・地域の期待に応えられるよう、精一杯取り組んでまいります。
福島県立安積黎明高等学校長 郡司 完
☆令和7年度の学校経営・運営ビジョンを以下のリンクからご覧ください。
掲示板
12月16日(金)で授業が終了し、
冬季休業・課外が開始となりました。
一段と寒く、本格的な冬の訪れを感じますが、
3年生にとっては大学受験に向けた熱く濃密な時間となります。
悔いのないチャレンジをしてほしいと思います。
1、2年生にも冬休みだからこそできるチャレンジをしてもらいたいと思います。
また、コロナウイルス、インフルエンザの感染防止と事故防止をお願いします。
↓11月21日(月)3年生の卒業アルバム用写真撮影風景
(実際のアルバムに載る写真とは撮影場所が異なる貴重画像?です)
すっかり季節が変わりました。そして来週からは中間テストです。
3年生は受験が始まっています。
感染防止をし、体調を整え、これからの時期を過ごしてほしいと思います。
↓東門の前のイチョウ(11/18朝)
↓中庭(少し前)
↓テニスコートから登る朝日(11/18朝)
さて、かなり時期を逸していますが、夏休みに読んだ本を紹介していきます。
「暴力はどこからきたか 人間の起源を探る」山極寿一 2015 NHK出版
今回読んだ中で、唯一の自然科学に分類される本です。ただし、過去に国立大学の法文学部で小論文の課題文として出題されているようで、社会学的な面からも興味深い内容でした。人が戦争で直接会ったことがない人と戦うのは、言語の出現によってバーチャルな世界を作り出したことが一つの原因だ、というような内容に衝撃を受けました。一方、人間世界で人に八つ当たりしたり、自分より弱い者を攻撃したりすることは恥ずべき行為だが、それはチンパンジーやゴリラなどから受け継いでいるものであるとの記述もあり、平和な世界の実現のためには「サル」から学ぶことがあるとのことです。
「世界から戦争がなくならない本当の理由」池上彰 2015 祥伝社
作者の池上彰さんは1990年代に子ども向けのニュース番組を担当していたジャーナリストで、その番組では時事問題をとても分かりやすく解説しており、よく見ていた記憶があります。この本も世界がなぜ戦争をなくせないのか平易に解説しています。印象的だったのは、“失敗は人間を成長させ、成功は往々にして人間を油断させる”という言葉です。過去の戦争の成功体験が過ちを生み、教訓を生かせていない、平和な世界のためには、過去を冷静かつ謙虚に見直し、明確で具体的な教訓を創ることが必要だと述べています。二度と戦争を起こさないために作られた国連が、紛争解決の手段としては無力であることがしばしばだ、と今私たちが目の当たりにしていることも7年前発行のこの本には書かれています。
11月3日(木)文化の日、
創立110周年記念式典が郡山文化センターで行われました。
オーケストラ(吹奏楽部とクラシック部の合同管弦楽団)によるオープニング演奏に続き式典が始まりました。
生徒2名による進行と開式のことば・閉式の言葉、オーケストラによる国歌演奏、
オーケストラとコーラス部による効果演奏など、本校ならではの式典となりました。
多くの方からのご挨拶やご祝辞では、
「恕」の精神や本校の活躍についてのお話や今後に向けての激励をいただきました。
生徒会長による生徒代表の言葉では、
これまでの感謝と「恕」の精神による平和の実現などが述べられました。
式典中写真を撮ることができませんでしたので式典前の写真です。
↓式典の準備中
↓校歌リハーサル(コーラス部、吹奏楽部、クラシック部)
式典後は記念講演会として、
本校先輩でテノール歌手の小堀勇介さんの、心が震えるような美しい演奏と
高校時代を出発点としてご自身が切り拓かれた人生についてのお話をいただきました。
演奏後のコーラス部3年生のお礼の言葉は、想いがこもった深く心に響くものでした。
涙した人も多かったことでしょう。
小堀勇介さんのツイッターでもそのことが述べられています。
ご参加いただいた方々からはとても安積黎明高校らしい、
すばらしい式典と講演会だった、と感想をいただきました。
コロナ禍でたくさんの方々をお招きすることができなかったのが残念です。
式典、後援会にお力をお貸しくださった方々、
そしてこれまでの安積黎明高等学校を創ってくださった方々に深く感謝申し上げます。
くろ谷 金戒光明寺
京都で宿泊したホテルの隣と言ってよいごく近くには
福島県とゆかりの深い「金戒光明寺」というお寺があります。
幕末、会津藩主松平容保が京都守護職として京都の上り、陣をおいたお寺です。
幕末の会津の戦死者たちが祀られている墓地もありました。
大変大きいお寺なのに入り口が小さく、
守りが固めやすいため会津藩の本陣としたそうです。
御影堂
会津藩士の墓地
手水にはあひるがたくさん
お地蔵様
京都のホテルのマネージャーさん
きめ細やかにお世話をしてくださいました。
食事時の消毒まで!
ありがとうございました。
修学旅行最終日
午前中はクラス別研修、午後は帰路につきました。全員元気に郡山に戻って来ました。一人ひとりが修学旅行前の自分より成長しているはずです。そして次なるステージに踏み出していきましょう!
朝食
ホテルを出発
八橋つくり(4組)
米粉と砂糖と水を混ぜたものを蒸してつくります。
西本願寺(4組)
昼食(1組と4組はバイキング)
帰路は修学旅行専用新幹線
解団式
修学旅行第3日目は班別研修です。それぞれ楽しい時間を過ごしたようです。
朝練(サッカー)
朝練(バレボールと陸上競技部)
朝食
タクシーで出発(半日はタクシーで、その後は公共交通機関での移動です)
約9時間後ホテルに無事到着(お土産をたくさん持っています)
着物を着て班別研修をした班
夕食(すきやきでした)
番外編(歩いていて見つけたもの)
※こちらは修学旅行に同行している校長の雑感です。より詳しい情報は2学年の投稿をご覧ください。
広島から京都へ
第2日目はクラスごとの研修でした。広島を出発し、奈良を経由して京都に入りました。
圧倒的な建物や端正な仏像に魂を揺さぶられた生徒が多かったように思います。
朝練(陸上部は暗いうちに出発)
朝練(野球部。泊まったホテルをバックに)
朝練("朝日が水平線から〜"コーラス部は「瑠璃色の地球」を歌いながら日の出を迎える)
朝食
厳島神社へは50分のクルージング(私は乗船していません)
姫路城は圧倒的な美しさ
世界最古の木造建築の法隆寺(百済観音観音は撮影できませんでしたが端正すぎて目が離せませんでした)
東大寺(その大きさに圧倒されました)
夕食
番外編
東大寺で鹿にファイルをかじられた!(端っこがなくなりました)
※こちらは修学旅行に同行している校長の雑感です。より詳しい情報は2学年のページでご覧ください。
10月11日(火)広島
それぞれの人たちの暮らしに突然襲いかかった原爆。これは過去の話ではなく、現在同じ脅威があり、若い人達に世界のあり様を考えてほしい、という被爆者のお話しが心にのこりました。核兵器がなくなるまで燃え続けるという平和記念公園の平和の灯が消える日が来ることを、私達の手で実現したいと心から思いました。
1日の記録
昼食のお弁当 "味噌カツ"
原爆ドーム(様々な碑を巡りました)
原爆の子の像(碑巡り)
奉納した千羽鶴
被爆者による講和
夕食"広島風お好み焼き"
ひんやりとして空気に包まれる今、
夏休みの報告をするには、やや時期を逸ししまいました。
そうはいっても、まだ終わっていない、
夏休み期間に読んだ本の報告を続けます。
「私たちはどんな世界を生きているか」西谷修 2020 講談社現代新書
表紙の帯に「激変する世界の動態を現代思想の鬼才が解き明かす!」と書かれており、恐ろしい現状を感じる内 容でした。“テクノロジーは有益な道具をつくり出すと見えて、人間の制御できなおい結果を引き出すものとなった”、情報については、“真実が通用する時代は終わり、正確さや信頼より、好みや気分にあったものが反復され増幅されていく”と現代の課題を表しています。「自由とは限界との関係」で「他があって自分がある」という言葉が印象的です。
「きみの町に未来はあるか?『根っこ』から地域をつくる」除本理史・佐無田光 2020 岩波ジュニア新書
地域社会づくりの考え方について平易な言葉で書かれています。同じ価値観を持つ、多様な立場や考え方の人によるつながりにより、地域において価値ある何かが生み出されていくとのこと。“地域は一つの『生態系(エコシステム)』で、様々な主体が関わりあい、つながり、循環し発展していく仕組みが、新しいビジネスやイノベーションを生み出している。そして、このことは、世界で発展戦略として用いられている”とのこと。これまでとは異なる人の関わりが何かを生み出していくとすれば、今生きる私たちのすべてが、それができる力を身に付ける必要があるのだと思います。
本年度の折り返し地点を過ぎました。
10月1日から後期にはいりました。
前期末集会では生徒のみなさんに
“チャレンジの積み重ねがその人を創る“
“後期はそれぞれにとってチャレンジの時である”
という主旨の話をしました。
それぞれの毎日は、それぞれのキャリアにとって大切な歩みです。
それは年を重ねても同じ、
私自身もチャレンジを積み重ねていきたいと思います。
9月29日(木)、30(金)のスポーツ大会での
生徒の楽しそうな様子は、私たち教員にも力を与えてくれました。
遅ればせながらスポーツ大会の写真を掲載します。