校長あいさつ
黎明の本気の挑戦
福島県立安積黎明高等学校長 郡司 完
更なる高みを目指して、創立114年の歴史と伝統をもとに学校改革を行い、これまで以上により良い教育活動を推進していきます。具体的には、ハイレベルな学習+αの挑戦を自主的かつ失敗を恐れずにできるよう、生徒だけでなく教職員や関係者全員が徹底してより良く変わる覚悟を持ち、他者の挑戦を互いに応援し・支え・称え合う学校となり、「守破離」の精神を大切にして挑戦し・自走していく生徒を育ててまいります。そのため、今年度の重点目標に以下の3点を掲げました。
(令和7年度の重点目標)
「すべての生徒の進路希望の実現」「思いやりと活力ある学校づくり」「生徒一人一人が輝く教育の推進」
目標達成に向けて教職員が一丸となり、生徒・保護者・地域の期待に応えられるよう、精一杯取り組んでまいります。
☆令和7年度の学校経営・運営ビジョンを以下のリンクからご覧ください。
校長より
11月13日(木)午後、「税に関する高校生の作文」で郡山税務署長賞を受賞した生徒の表彰式を校長室で行いました。この作文は、国税庁が税に対する関心を深めてもらうために昭和37年から毎年実施しているもので、今年は全国1,505校から173,021編の応募がありました。受賞生徒の作文のタイトルは「教育を支える税金」。教育に使われる税金が、未来への投資として身近な学校を支えていることが作文に綴られていました。素晴らしい作文での受賞、おめでとうございます。
11月12日(水)午後、2年生の総合的な探究の時間の授業で、課題探究中間発表会を開催しました。この発表会は、生徒たちが取り組んできた探究活動の途中経過をポスターにまとめて発表し、同級生や教員、大学の有識者等から助言を得て、研究の深化を図ることを目的としています。生徒たちは131ものポスター発表を体育館や大講義室など5会場に分かれて行い、どの会場もしっかりとした発表と意欲的な質疑で活気に包まれました。また、教育コース、保健・医療コース、理工系ゼミの生徒は終了後に大学の先生から個別に指導をしていただました。生徒たちには、引き続き社会をより良くするための探究活動を続けてほしいと思います。
11月8日(土)にし~ずん部が月例登山で霊山に登りました。阿武隈山系は熊が少ないと聞きますが、事前に熊出没の目撃情報がないことを確認し、熊鈴や撃退用具などの装備を万全に整えて山行に臨みました。生徒たちは、前夜は学校に泊り早朝に起床して霊山に向かいました。当日は天候に恵まれ、周囲の山並みが見渡せ、紅葉も見事に色づき、たくさんの登山者と挨拶を交わして、見どころ満載の霊山を満喫し、みんな怪我なく元気に下山して家路に着きました。
11月7日(金)に今年度2回目の防火避難訓練を行いました。今回は事前に訓練時刻を予告せずに地震・火災発生の放送を流す緊急対応訓練として実施しました。生徒たちは、突然の放送にも動揺せず、落ち着いて体育館に避難していました。避難完了後には、郡山市の防災危機管理課の職員の方から地域に根差した防災に関する講話をしていただき、全校生が防災意識を高めていました。
11月5日(水)午後、第1学年保護者講話を第一体育館で行いました。働くことの意義や喜びについて考えることにより、社会人として必要な資質・能力の理解促進と将来の職業選択の視野拡大を図ることが目的です。今回は社会でご活躍されている4名の保護者の方からご講話をいただきました。企業人としてのキャリア、電気自動車の技術開発、司法書士業務のやりがい、豊かな農業行政に向けた取組など、多様な職業人としての考え方を教えていただき、生徒たちは大いに刺激を受けていました。本日の講話を生かして、生徒たちには自身の夢や希望の実現に向け、高校生活を一層充実させてほしいと思います。
10月に1年生対象の進路講演会を開催しました。進路指導の第一人者の講話により、進路意識の高揚を図るとともに高校生活の過ごし方を改めて考える機会として行いました。今回は、「ドラゴン桜」のモデルの一人として知られる日本進路指導協議会長の山口和士氏を講師にお迎えし、進路実現に向けて生徒たちに勇気を与える大変力強い話をしていただきました。講演の後には、生徒との個別面談も行っていただき、たくさんの生徒たちが前向きな刺激を受けていました。山口先生、ありがとうございました。
11月1~7日のふくしま教育週間に合わせて、安積黎明高校では11月4日(火)・5日(水)の2日間、授業公開を行っています。保護者やご家族の方を対象とする事前申込制で、時間帯は9時から15時45分までの間で1~7校時の授業を自由に見学できます。初日となる4日は、約140名の保護者の方がそれぞれのご都合に合わせて来校され、授業を参観していかれました。授業公開は、明日も行っていますので、お子様がどのように授業を受けているか、安積黎明高校ではどのような授業を行っているかなど、是非ご覧いただけると幸いです。
11月2日(日)に安積黎明高等学校和室において、第18回福島県高等学校小倉百人一首かるた新人大会を開催しました。本大会は、第32回東北・北海道小倉百人一首かるた新人大会の福島県代表選手選考会を兼ねており、全日本かるた協会B級公認読手の卒業生にも読手を務めていただきました。水を打ったような静寂と張り詰めた緊張感の中、生徒たちは日頃の練習の成果を存分に発揮していました。大会中に他校生や保護者の方々が観戦に来ており、一人でも多くの方に小倉百人一首かるたの魅力を知っていただけると幸いです。
10月29日(水)午後、1学年の総合的な探究の時間の授業で、「業界人講話」を行いました。この講話は、第一線で活躍される方から業界の知識や企業の取組などの話を直接お聴きして、生徒たちが進路や探究の視野を広げることを目的としています。今回は、日本郵船株式会社イノベーション推進グループの職員の方をお招きして、ご自身のキャリヤや考え方、企業の取組等について分かり易く話していただきました。「やる気のスイッチを入れるのは自分だ」という言葉がとても印象に残りました。
10月29日(水)午後、2年生を対象に大学の授業の講義を実際に体験する「大学・学問体験講座」を実施しました。今回は、山形大学・新潟大学・福島大学・宇都宮大学・東北大学・会津大学・岩手大学・福島県立医科大学から10名の先生方にお越しいただき、それぞれの専門分野について分かり易く講義していただきました。生徒たちはとても楽しみにしていたようで、どの教室も先生の話を真剣に聞き入る積極的な様子が見られました。学問の楽しさを知り、意欲を高めて学び続ける姿勢を身に付けてほしいと願っています。