投稿日時: 2016/11/20
部顧問
化学部1年生2名が、宇都宮大学化学実験研修に参加してきました。
有機高分子をご専門とされている木村隆夫先生の指導の下、ポリスチレンという高分子の合成に挑戦しました。ポリスチレンは私たちの身の回りでは発泡スチロールなどに利用されているプラスチック材料です。今回は、アゾビスイソブチロニトリルを重合開始剤に用いて、スチレンを付加重合しました。その後、合成したポリスチレンをIR(赤外吸収スペクトル)やGPC(ゲルパーミエーションクロマトグラフィー)で測定し、合成したものが本当にポリスチレンなのか?重合率はどれくないなのか?などを調べました。参加した1年生はプラスチックに関して研究しています。今回の経験は彼女らの研究や進路に大変参考になったと思われます。
ご指導くださった木村先生や研究室の学生さんにはこの場を借りて御礼申し上げます。