4月24日(水)から始まった春季東北地区高校野球大会福島県大会の県中支部予選にて、本校は11日間で6試合を戦い、県中支部代表校として、5月17日(金)から開催される県大会への出場権を得ることができました。
今チームは昨秋にも出場させていただきましたので、本校初の秋春連続の出場となります。先輩方や保護者の方々により積み上げられた努力が、実を結んで大きな力となり、われわれの背中を押していただいていることを、実感しております。
学校にてお世話になっている教職員の皆様にも、様々な場面で温かいご指導や励ましのお声をいただいていることが、大きな力となり、覚悟を持って大会に臨むことに繋がりました。
球場全体に響き渡るような応援も、チームに勇気を与えてくれました。保護者・選手・マネージャー・指導者まさに一丸となって乗り越えた11日間でした。
今大会を戦い抜く中、何気ない日常を生きる中で、当たり前と感じることに対し、時には誠実に、時には不誠実に向き合ってきたことが、この長丁場をくぐり抜ける力になった一方で、最後まで苦しむ要因となったこと…に気づかせていただいたことが、チームにとって何よりの財産です。文武不岐の精神を大切にせねばならない、と痛感いたしました。
6試合のほとんどが接戦で、見ている誰もが負けを覚悟するような場面でも、選手たちは驚くような団結力と集中力で乗り越えて、勝利を手繰り寄せました。これには、
・練習における選手の主体的な活動
・体作りにおける栄養面の重要性を理解し、支援する保護者と、選手の主体的な取り組み
・これまでの練習試合等の経験を生かし、野球のパフォーマンス向上・試合における体力面での条件・個々の課題について、 選手・マネージャー・指導者間で共通理解を深めた上での体力づくり、コンディショニング
がその要因として挙げられます。
4月に入ってからの練習試合を含めると、14勝2敗、確実にチームは力をつけてきましたが、勝ちにも負けにも、まだまだ多くの課題があるというのが現状です。
ですが、選手たちはこれまでのチーム作りを通して、物事に対しての見方・考え方に深みが増してきています。そして気づいたこと、考えたことを実践するだけの体力・気力は十分に鍛えられているだけに、とても楽しみでもあります。
部員・関係者一同、県大会に向けコンディションを整えながら徹底的に課題を洗い出し、県大会、東北大会、夏の選手権と、いただいた成長のチャンスを無駄にすることなく、さらに野球を追究していく所存です!