校長あいさつ

 黎明の本気の挑戦

 更なる高みを目指して、創立114年の歴史と伝統をもとに学校改革を行い、これまで以上により良い教育活動を推進していきます。具体的には、ハイレベルな学習+αの挑戦を自主的かつ失敗を恐れずにできるよう、生徒だけでなく教職員や関係者全員が徹底してより良く変わる覚悟を持ち、他者の挑戦を互いに応援し・支え・称え合う学校となり、「守破離」の精神を大切にして挑戦し・自走していく生徒を育ててまいります。そのため、今年度の重点目標に以下の3点を掲げました。

(令和7年度の重点目標)

「すべての生徒の進路希望の実現」「思いやりと活力ある学校づくり」「生徒一人一人が輝く教育の推進」

 目標達成に向けて教職員が一丸となり、生徒・保護者・地域の期待に応えられるよう、精一杯取り組んでまいります。

 福島県立安積黎明高等学校長 郡司 完

☆令和7年度の学校経営・運営ビジョンを以下のリンクからご覧ください。

 ⇒ 令和7年度学校経営・運営ビジョン.pdf

校章

掲示板

夏休みに読んだ本(その2)

2022年10月10日 16時02分 [校長]

ひんやりとして空気に包まれる今、

夏休みの報告をするには、やや時期を逸ししまいました。

そうはいっても、まだ終わっていない、

夏休み期間に読んだ本の報告を続けます。

 

「私たちはどんな世界を生きているか」西谷修 2020 講談社現代新書

 表紙の帯に「激変する世界の動態を現代思想の鬼才が解き明かす!」と書かれており、恐ろしい現状を感じる内 容でした。“テクノロジーは有益な道具をつくり出すと見えて、人間の制御できなおい結果を引き出すものとなった”、情報については、“真実が通用する時代は終わり、正確さや信頼より、好みや気分にあったものが反復され増幅されていく”と現代の課題を表しています。「自由とは限界との関係」で「他があって自分がある」という言葉が印象的です。

 

「きみの町に未来はあるか?『根っこ』から地域をつくる」除本理史・佐無田光 2020 岩波ジュニア新書

 地域社会づくりの考え方について平易な言葉で書かれています。同じ価値観を持つ、多様な立場や考え方の人によるつながりにより、地域において価値ある何かが生み出されていくとのこと。“地域は一つの『生態系(エコシステム)』で、様々な主体が関わりあい、つながり、循環し発展していく仕組みが、新しいビジネスやイノベーションを生み出している。そして、このことは、世界で発展戦略として用いられている”とのこと。これまでとは異なる人の関わりが何かを生み出していくとすれば、今生きる私たちのすべてが、それができる力を身に付ける必要があるのだと思います。

 

夏休みに読んだ本(その2) 2022-10-10 [校長]
夏休みに読んだ本(その2)
2022-10-10 [校長]