化学部

化学部_シンガポール研究発表会報告

投稿日時: 08/01 部顧問

2019.07.26(金)~29(月) シンガポール 南洋工科大学(NTU)

 シンガポールの南洋工科大学で開催されたGlobal Link Singaporeへ化学部の卯木 向と宗像 聖陽(ともに2年)がポスター発表で参加してきました。この大会は、中国、台湾、ベトナム、シンガポールなど主にアジア各国の高校生が研究成果を発表するもので、福島県内の高校としては安積黎明高校が初参加となります。

 私たちは原子力災害からの復興をテーマにした研究を行っており、その成果を世界で発表する機会が得られたことは、大変貴重な経験でした。大会までの期間、英語科の先生やALTの協力の下、アブストラクト・ポスター・発表原稿の作成、発表練習などの準備をおこなってきましたが、英語でのコミュニケーション、特に専門的な用語に苦労し力不足を実感しました。しかし、私たちの研究成果や福島の現状について多くの方々に知ってもらえたのではないかと思っています。

 今回の発表テーマは、「ソバ殻を用いた金属イオン吸着のメカニズム」というものです。原発事故によって海洋へストロンチウムやセシウムといった放射性物質の流出が引き起こされ、今も海洋に拡散した放射性物質の除去法が検討されています。私達はその除去法として、福島県で多く生産されているソバに着目し、その廃棄部分であるソバ殻を活用できないかと考え、研究してきました。ソバ殻でセシウムは回収することはできませんでしたが、ストロンチウムの回収に一定の成果が見られることが分かり、そのメカニズムについて解明することができました。

 福島の復興に向けて、高校生もがんばっている姿を発表をとおして見せることができたと思います。

 なお、今回は福島県 「チャレンジ!子どもがふみだす体験活動応援事業」から多大なるご支援をいただきました。この場をお借りしまして御礼申し上げます。